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【コエノコ収録 ご利用事例】西手さん(70代・男性)

「声を残せるなんて、びっくりした」家族が見つけてくれた、手術前の新しい選択肢

ヘッドホンをつけ、マイクに向かって話す西手さんの横顔

「声が残せるって聞いて、びっくりしたんです。そんなことができるんだって。」

そう話してくださったのは、下咽頭がんの手術を控え、コエノコで声を収録された西手さんです。

手術によって、これまで当たり前だった自分の声を失うことになります。

不安を抱える中、声を残す方法を見つけてくれたのは、ご家族でした。

「おはよう」「ただいま」。何気ない言葉を、自分の声で

「もともと無口だから、家ではおはようとか、ただいまとか、それくらいしか話さないんですよ。」

そう笑いながら、普段の暮らしについて教えてくださいました。

現在も家電修理の会社で事務のお仕事を続けており、職場では電話で話すこともあるそうです。

休日の楽しみは、電動アシスト自転車でのサイクリング。季節の良い日には、川沿いや堤防を2時間ほど走ることも。

また、還暦のときには、ご家族の勧めで名古屋港からフェリーに乗り、北海道へ旅行した思い出もあるといいます。

そんな日常を送る中で、突然訪れた病気と手術の決断。

「手術の後は、匂いもわからなくなるかもしれないし、食べ物の味がどうなるかもわからない。むちゃくちゃ不安ですよ。」

それでも、命を守るために手術を受けることを決められました。

「それ、詐欺じゃないの?」家族が見つけてくれたコエノコ

声を残す方法があると知ったきっかけは、息子さんがインターネットでコエノコを見つけてくれたことでした。

その後、娘さんも詳しく調べ、家族みんなで収録を後押ししてくれたそうです。

「娘が『もう月曜日に振り込んでくるよ』って言うから、私が『それ、詐欺じゃないの?』って(笑)。でも息子がちゃんと調べたから大丈夫だって。」

最初は半信半疑だったものの、ご家族の後押しもあり、収録を決意されました。

「病院でも、声を残せるという話は詳しく知られていなかったんです。もっとみんなに知られるといいですね。」

声を失う前に、自分の声を残せること。

その選択肢を知る機会が、もっと多くの方に届いてほしいと話してくださいました。

ノートパソコンを前に、マイクに向かって話す西手さんの後ろ姿

「自分の声で『おはよう』って言えたら」

術後の生活に向けて、すでに筆談用の電子ボードも準備されていました。

そのうえで期待しているのが、保存した声を使ったコミュニケーションです。

「スマホに『おはよう』って入れたら、自分の声で『おはよう』って出てくるんじゃないかなって。」

普段はスマホで長い文章を入力することが少ないため、簡単な操作で会話できるようになることを楽しみにされています。

特別な言葉でなくてもいい。

毎日の「おはよう」や「ただいま」を、これからも自分らしい声で伝えられたら。

その願いが、声を残すことへの期待につながっています。

「むちゃくちゃ期待してます」

無事に収録を終えたところで、今の気持ちをお聞きすると、こんな言葉が返ってきました。

「むちゃくちゃ期待してます。」

手術後の生活には、まだわからないこともたくさんあります。

それでも、今の声を残しておくことで、これからの会話に新しい可能性が生まれます。

ご家族が見つけてくれた「声を残す」という選択肢。

その期待に応えられるよう、コエノコもこれからのコミュニケーションを支えていきます。

あなたも、手術前の声を残しませんか?